どうも、もてちん(@ MoteChiNvwvwvN)です。
1年以上運用をしていたウェルスナビを全額出金しました。
実質解約みたいな感じですね。
始めに言っておきますが、ウェルスナビが資産運用に向いていないというわけではありません。
知れば知るほど更にいいと思える商品を見つけたからという理由でウェルスナビでの運用をやめることにしました。

約1年4ヶ月間の運用にピリオドを打つことにしました。
今までの運用実績はこちら。



ウェルスナビとは?
今回全額出金することになったウェルスナビについてざっくり説明します。
「長期・分散・積立」の王道といえる投資方法でロボアドバイザーによる資産運用のサービス。
2019年4月時点で、預かり資産1,200億円、運用者数12万人という人気ぶりです。
簡単なアンケートに答えて、リスク許容度を1〜5を決定するだけで自分に合った最適な分散投資を提供してくれるというもの。
分散投資は、
- 米国株(VTI)
- 日欧株(VEA)
- 新興国株(VMO)
- 米国債券(AGG)
- 金(GOLD)
- 不動産(IYR)
- 現金
という資産クラスに分けられます。
何にどのくらい運用すればいいのか全くわからない投資初心者にはとても親切な設計になっています。
わたしも初めての資産運用はウェルスナビです。
右も左もわからないけど、資産運用を始めようって人には最適かと思います。
銀行や証券会社の窓口で勧められる売り手の利益だけを考えた詐欺まがいの投資信託を掴まされるより、よっぽどマトモなサービスです。
比べるのも申し訳ないですけど。

ウェルスナビは、何の知識もないけれど資産運用をしたいって人にはいいと思います。
何から何までほとんどお任せなので。
なぜ運用をやめたのか?
「そんなに推すウェルスナビをなぜ全額出金してしまうの?」にという疑問があると思いますが、理由のひとつに手数料があります。
現在、ウェルスナビの手数料は1%です。
資産運用を始めたばかりの頃は手数料1%が高いのかどうかもわからなかったのですが、今考えると1%はちょっと高いなって感じです。
手数料1%でリスク許容度を決めて入金するだけで資産運用できるのは楽ですが、長期運用を大前提で資産運用をするからには安いほうがいいに決まっています。
手数料1%といっても実質他にもかかっている経費があります。

『長期割』でも最大0.90%
運用期間が続けば『長期割』が適用されますが、それも1年運用してやっと0.02%引きで、手数料0.98%でした。
『長期割』を活用したとしても、最大0.90%までしか手数料を引き下げる事ができません。
ちなみに手数料を0.90%引いて0.10%にできるわけではなく、手数料が0.90%になるという意味です。
一応勘違いのないように。
長期割判定額 | 手数料の割引額(6ヶ月毎) |
50万円~200万円未満 | 年率0.01% |
200万円以上 | 年率0.02% |
手数料を0.90%まで引き下げるのに必要な期間は、年率0.01%割引きで5年、年率0.02%で2.5年になります。
ただし、これには条件があり、出金をすると長期割がなくなってしまいます。
長期割判定額以上の入金後に運用を開始して、6ヶ月間出金しなければその翌月から割引が開始されます。
どこかで一度でも出金をすれば長期割がなくなり、また一からのスタートとなってしまいます。
5年かけてやっと0.90%まで手数料を引き下げても、その後に出金をすれば手数料1%に逆戻りというシステムなのでご注意ください。
長期割を視野に入れて運用するのであれば、運用を続ける限りずっと資金拘束されるものとして考えておいた方がいいです。

5年かけて0.1%の長期割を獲得しても、一回の出金でリセットっていうのもなかなか条件キツイですよねー。
つみたてNISA始めました
ウェルスナビの代わりに資産運用を何で運用しようかって問題がありますが、そこは問題ありません。
つみたてNISAを始めましたから。
というか、並行して運用していました。

つみたてNISA自体、2018年からスタートした制度だけど、資産運用するならつみたてNISAを活用するのが一番!
つみたてNISAのメリット
つみたてNISAならファンドにもよりますが、手数料は1%を下回ります。
例を上げると、三菱東京UFJ国際投信の『eMAXIS Slimシリーズ』は手数料0.1〜0.2%台です。
それだけで、つみたてNISAを始める価値はありますが、それだけでなくつみたてNISAは20年間の運用利益が非課税なんです。
通常、税金が20.315%かかってくるので、ウェルスナビで1万円利益が出たとしたら約2千円税金で取られてしまうところ、つみたてNISAなら丸々1万円利益として受け取れるってことです。

もちろん、つみたてNISAでもアクティブファンドを選択してしまうと手数料1%とかあるのでそこはきちんと確認してから運用しましょうね。
選ぶのはインデックスファンドで!
つみたてNISAのデメリット① ファンド選び
つみたてNISAのデメリットというか、全くの投資ド素人にとってはまず何に投資をしたらいいのかさっぱりわからないという問題があります。
正直、答えはありません。
未来の事は誰にもわからないですから。
しかも、人によって運用スタイルも違うので、「米国株式のみで問題ない」と米国株式1本でいく人もいれば、「分散投資が基本」と全世界株式に投資する人もいます。
もっと言えば、日本経済に明るい未来が見えないと日本株を除く人や、リターンを求めて新興国株式で運用する人などスタイルは様々です。
全くのド素人に「さあ、どれを選ぶ?」と選択を迫るのも酷な話ですよね。
でも、つみたてNISAはファンドを自分で選ばなくてはいけないので、そこがデメリットかなと思います。
つみたてNISAのデメリット② リバランス
もうひとつデメリットを挙げるとすると、リバランスです。
長く運用を続けていると、最初に設定した資産クラスの割合が崩れることがあります。
米国株式を全体の30%で運用していたのに、時間が経つにつれて40%にまで増えていたという事も考えられます。
そのまま放置していると、バランスが崩れて均等に分散投資しているつもりがどこか1つに偏ってきてしまったなんて事があるので、定期的にリバランスが必要になってきます。
ウェルスナビはそこのところは自動でやってくれますが、つみたてNISAでは自分でやる必要があります。
ほぼ放置した状態でほったらかしで運用したいという人には、めんどくさい作業です。
とはいえ、年に1回か数年に1回の作業で事足りると思うので、手数料を取るか、手間を取るかってとこですね。
ウェルスナビの資産クラスを参考にする
投資初心者にとって、つみたてNISAでのファンド選びが難しいと話しましたが、こだわりがなければウェルスナビの資産クラスに寄せたファンド選びでもいいと思います。
そもそもわたしがウェルスナビでの運用をやめた理由も運用ではなく手数料だったので、自信がないなら参考にさせてもらっちゃいましょう。
上の画像はリスク許容度5で運用していた時の資産クラスの割合です。
大体、米国株式が3割、日欧株が3割、新興国株式が2割、残りが債券、金、不動産という割合になっています。
つみたてNISAのファンドにも多数種類があるので、それぞれの株や債券などを扱うファンドを選んだら運用額で割合を決めていけば同じような運用ができると思います。
それも割安な手数料で。
めんどうだったら、『8資産均等型』というのもありますし、これだったら、国内株式、先進国株式、新興国株式、国内債券、先進国債券、新興国債券、国内リートおよび先進国リートを均等に12.5%ずつ割り振ってくれます。
これ1つで分散投資の出来上がりという簡単さです。
個人的には米国株式に多く割り振りたいところですが、それはわたしのスタイルなだけで正解ではないですからね。
さいごに
わたしにとって、ウェルスナビは資産運用を始めるきっかけになった思い入れの深いものです。
しかし、知識をつけていくにつれて手数料のコンマ数%の大きさにも気づかされました。
たかが1%といっても、長期運用で考えると、つみたてNISAの0.2%と比較すると30年運用すると数百万円の開きが出てきてしまいます。(正確な数字は割愛)
しかも、つみたてNISAで扱っているeMAXIS Slimシリーズやニッセイなど手数料をどんどん引き下げてきています。
もう手数料合戦が繰り広げられているので、今後さらに引き下げられていくんではないでしょうか。
そうなったらもう手数料1%のウェルスナビには戻れませんね。
いつかウェルスナビが手数料引き下げでつみたてNISAと遜色ないくらいになったらまたお世話になりたいですね。
アプリも見やすいし、全て自動でやってくれるのは気に入っているので。
では。

いつまでの手数料1%のままだと、金融の知識をつけた人から徐々につみたてNISAに流れていっちゃうんじゃないかなーと余計な心配をしてしまいます。
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