どうも、もてちん(@ MoteChiNvwvwvN)です。
インヴァスト証券のトライオートETF。
利益率が高く、自動売買なので初心者でも簡単に取引ができると人気の投資です。
しかし、長い目で見ると複利に勝るものはないでしょう。
そこで考えたのが、トライオートETFで得た利益を他の投資に積み立てるというものです。
ガンガン稼ぎたい気持ちもわかりますが、大暴落がきて積み上げた利益がなくなっては元も子もありません。
長期運用に向いている投資に利益を積み立てていけば、大暴落も乗り切れるのでこの組み合わせが一番無理のない投資になるのではないでしょうか。
単利と複利の運用の違い
まずは、複利運用が単利運用と比べてどの程度差が出るのかを検証してみましょう。
次の条件で比較してみます。
①元本100万円
②年利10%
③30年運用
単利運用の場合
単利運用の場合、年利が最初に入金した元本に対しての利率になるため、30年間年利が一律10万円になります。
30年間運用した場合、最終的に元本100万円が400万円になります。(税金を考慮していない計算です)
複利運用の場合
次に、複利運用の場合です。
複利運用は前年度の利益を元本に足した額に利率がかかるというものです。
初年度100万円に対して10万円の利益を得たとしたら、次の年は110万円に対しての利率を計算して利益が11万円になるわけです。
長期運用をしていけば雪だるま式に利益が上がっていきます。
簡単に言うと、闇金の利益版みたいな感じですね。
うまく伝わりましたか?
それはさておき、30年間複利運用をした場合いくらになるのか。
初年度の年利は10万円と単利運用と変わりませんが、30年間運用することで年利1,586,309円にまで膨れ上がります。
30年間運用した場合、最終的に元本100万円が17,449,402円になります。(税金を考慮していない計算です)
単利運用と複利運用の比較
単利運用と複利運用を比較すると上のグラフのようになります。
グラフで見ると、いかに複利運用が素晴らしいかわかると思います。
単利運用が4,000,000円
複利運用が17,449,402円
単利運用と比べると実に13,449,402円も差があり、4倍以上の成績です。
複利の力、圧倒的ですね。
利益を移して運用した場合
次に、トライオートETFで得た利益を年利5%の長期運用に移した場合のグラフです。
年利10%の利益を移しているので年間10万円の積立をしているのと同じになります。
この方法だと30年間の運用で、単利で400万円、複利で約700万円になります。
合計すると、最終的に元本100万円は10,976,079円になります。
複利運用のほうは、毎年10万円積立で計算しているので、
700万円(総資産額)ー300万円(積立合計)=400万円(利益額)
となり、100万円を単利で30年間運用するよりも、毎年10万円を積み立てて複利で30年間運用するほうが利益が出るという結果になりました。
なぜこのような運用方法をするのかというと、単利10%を仮定したトライオートETFは大暴落に耐えられないため、こまめな出金する必要があるからです。
せっかくの利益をそのままでしておくのはもったいないので、単利で得た利益を長期複利運用で同時進行したらどうなるかの検証をしました。
トライオートETFの複利運用
グラフを比較した中で一番利益を上げられたのが、年利10%の複利運用でした。
結果、トライオートETFで複利運用をすることができればベストということなりました。
しかし最初に言いましたが、トライオートETFで複利運用は極めて不可能。
運用するにしても運の要素がかなり高くなり、運用と呼べるものではなくなってしまいます。
大暴落が起きずに常に相場が上昇を続けてポジションの長期保有で金利がそれほど発生しなければ、という条件下でのみトライオートETFでの長期運用は成立します。
では10年に一度大暴落があることを承知の上で長期運用をした場合、どのような結果になるのかを見てください。
①②③の条件に④⑤を追加して運用します。
①元本100万円
②年利10%
③30年運用
④10年に一度大暴落でロスカット
⑤ロスカットの翌年に100万円追加投資
上のような結果になりました。
トライオートETFが大暴落に耐えられないという欠点がある限り、複利運用で利益を大きくなっても結局ロスカットしてしまうので増えることはありません。
このグラフではわかりませんが、最初の元本100万円と2回の追加投資の200万円。
合わせて300万円のマイナスで終わっています。
トライオートETFのパフォーマンスからして年利120%も夢ではないですが、大暴落を耐えられないのであれば結果は同じマイナス300万円です。
このことから、大暴落に備えて利益をこまめに出金しておく必要があることがわかります。
おすすめの長期運用
トライオートETFで出金した利益をどの投資に割り当てるかが問題になってきます。
大前提として大暴落を耐える事が可能な投資にする必要があります。
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まずは運用する通貨ペア(米ドル/円や豪ドル/円など)を選びます。
そのあと『買い』『売り』と注文幅をどのくらいで運用するか。
損切りのありなしと取引数量だけです。
実績や設定を公開しているブログもたくさんあるので、自分の納得のいく設定を探してください。
ちなみにわたしは豪ドル/円の買い40の損切りなしで取引数量1で運用中です。
長期運用目的で運用していますので、最初の設定と『買い』『売り』の切り替えのタイミングを自分の中で決めておいたほうがいざという時にスムーズに動けます。
わたしがループイフダンを始めてから気付いた注意点に目を通してから検討してみてください。
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まとめ
結果として、トライオートETFでの複利運用は不可能という結果になりました。
トライオートETFを運用する上で、こまめな出金がいかに大事かもわかっていただけたと思います。
複利運用は魅力的ですが、トライオートETFで無理に複利運用をしようと思わずに長期運用に向いている投資でコツコツやるのが理想的です。
30年間運用してマイナス300万円とか笑えないですからね。
「ロスカットする前に損切りすればいいのでは?」という意見もあると思いますが、わたしには自信がありません。
下降相場を何回か経験していますが、下がり続けていても「そろそろ上がるはず」と根拠のない期待をしている自分がいます。
いざその場面になって損切りの判断が自分にできるとは到底思えません。
そのため、事前にシミュレーションして対策を練っています。
少しでも参考になれば幸いです。
では。
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