どうも、もてちん(@ MoteChiNvwvwvN)です。
住宅ローンを繰上げ返済するか、それとも資産運用にするか。
大いに悩むところです。
わたしもどちらにすべきか決めかねています。
リスクを取らないのであれば繰上げ返済一択でしょうが、資産運用での複利のメリットは絶大です。
資産運用しようにも繰上げ返済に回してしまっては、元手もなくなり資産運用どころではなくなってしまいます。
どちらが正しいという答えはないようですが、どうしたいかで決めてみるのもいいでしょう。
繰上げ返済のメリット
繰上げ返済のメリットは返済後の利息が減る事です。
借金生活から早く解放されたい、利息をいつまでも払いたくないという人にはおすすめです。
返済が早ければ、その分負担が減ります。
20年後の100万円より10年後の100万円のほうが返済した時から利息が減るわけですから、返済総額も変わってきます。
ただし、『住宅ローン控除』というものがあり、10年間はローン残高の1%が控除されるので有効に使いましょう。
金利が約1%という現状を考えると、10年間はひたすら繰上げ返済分を貯蓄して、控除が終了後に繰上げ返済するというのも1つの手です。
繰上げ返済のデメリット
借金を減らせるのだからデメリットなんてないと思うかもしれませんが、計画的な返済を心がけないとあとあと大変なことになるかもしれません。
ムリな返済は生活を圧迫します。
予期せぬ出費があった際、余剰資金がないとどうにもならなくなってしまいます。
ただでさえ、子どもがいるご家庭はなにかと出費が増えてくるので最低限の資金は確保した上で返済計画を立てましょう。
繰上げ返済の種類
繰上げ返済の方法には2種類あり、『期間短縮型』と『返済額軽減型』に分かれます。
簡単にいうと、『期間短縮型』は月々の返済額を変えずにローン返済期間を短縮するというもの。
一方『返済額軽減型』は、返済期間を変えずに月々の返済額を軽減するというものです。
自分の返済計画に合った返済方法を選びましょう。
繰上げ返済をする目的が総返済額の軽減という人は『期間短縮型』。
総返済額より月々の負担を軽くしたいという人は『返済額軽減型』を選ぶという感じです。
メリットとしては圧倒的に『期間短縮型』ですが。
返済方法の比較
先程の2つ返済方法を比較してみましょう。
条件として、
- 借入金 3,000万円
- 返済期間 35年
- 金利 1%
- 繰上げ返済額 5年毎に100万円
同じ条件で『期間短縮型』と『返済額軽減型』を比較してみます。
毎月返済額 | 返済期間 | 返済総額 | |
繰上げ返済なし | 8.5万円 | 35年 | 3,556万円 |
期間短縮型 | 8.5万円 | 30年 | 3,453万円 |
返済額軽減型 | 4.1~8.5万円 | 35年 | 3,495万円 |
返済総額で比較すると『期間短縮型』が一番効果的であることがわかります。
『繰上げ返済なし』と比べると103万円の軽減に加えて返済期間5年の短縮になります。
『返済額軽減型』の場合は、61万円の軽減で返済期間は変わらず35年ですが、31〜35年目になると返済額が4.1万円にまで軽減します。
(一部繰上げ返済の手数料は現在どの銀行でもほとんど手数料0円なので計算に考慮していません。)
この結果からすると、繰上げ返済するならば『期間短縮型』がおすすめであると言えます。
複利運用のメリット
それでは本題。
繰上げ返済をしないで、資産運用した場合です。
先程、繰上げ返済で5年毎に100万円を設定しましたが、この100万円を返済に当てるのではなく資産運用したらどうなるでしょう。
資産運用の条件として、
- ローン返済5年目スタート
- 年利10%
- 複利運用
- 5年毎に100万円積立
- 毎年税金差引(20.315%)
とします。
5年毎の積立で計6回、600万円の元本ということになります。
この運用をローン返済が終わるまで続けるといくらになるでしょう。
少し見づらいかもしれませんが、黄色のマーカーがしてある年が100万円追加した年です。
ローン返済から5年後に運用スタートということで、運用年数は30年です。
5年毎に100万円ずつを計6回運用することで、驚くことに4,259万円にまで膨れ上がりました。
時間を味方につけた複利運用は本当に凄まじいですね。
元本を引いても利益で元が取れてしまいました。
資産運用のデメリット
『繰上げ返済』は返済した分利息が軽減されるので、考えようによっては損することのない資産運用です。
『繰上げ返済』を堅実な資産運用とするならば、複利運用はリスクの伴う投資です。
年利10%の複利運用の凄まじさは先程わかったと思いますが、毎年10%をキープできる保証もなければ元本保証もありません。
30年以上も運用していたら、大暴落のひとつやふたつ経験するはず。
10年に一度大暴落が起こると過去の歴史が語っているので、可能性は大いにあります。
ただし、大暴落に耐えられる設定を組んでおくことができればチャンスになります。
投資は大暴落の時に仕込む事ができれば、相場が回復した時に大きな利益を生むことができるということ。
そのためには、欲をかいて無理なレバレッジをかけずに大暴落に耐えうる設定を組むこと。
これがなにより大事です。
まとめ
繰上げ返済
堅実な方法としては、『繰上げ返済』が安心。
返済方法は『期間短縮型』がもっとも返済総額を軽減できる。
複利運用
30年複利運用では利息込み借入金以上の利益が可能。
確実に増える保証はない。
どちらを選ぶかは、その人の性格や環境にもよると思います。
ヘタしたら元本が減って、返済がさらに大変になってしまうかもしれませんし。
心配でしたら、無難に『繰上げ返済』でいいかと思います。
しかし、個人的には返済後の老後のほうが心配です。
繰上げ返済に余剰資金を回したとして、果たして老後のための資金は確保できるのかという不安。
返済が終わってから資産運用をしたとして、どこまで複利効果を見込めるのか。
不安が尽きません。
35年の返済を長いと感じるか、それとも完済まで35年も待ってくれると考えるか。
後者の人の考えでしたら、資産運用を選択肢に入れてもいいのではないでしょうか。
金利以上の利益を見込めるならば、資産運用も決して無謀な賭けではないはず。
今の金利を考えると年利5%の資産運用だとしても、プラスになるので難しい話ではない気がします。
もちろん決めるのは自分、最終的には自己責任なので家族と相談してからがいいと思います。
ローン完済のその先を見据えて計画を立ててみてはいかがでしょうか。
投資に絶対はないので、わたしもかなり慎重に考え悩んでいます。
お互いベストな選択肢を見つけられるよう悩みまくりましょう。
さいごに
さいごに、わたしが実践している資産運用を紹介させてください。
わたしのような知識ゼロの初心者からでも始められる自動売買の投資です。
わたしはこれらの投資を通して、実績を自信に変えて長期運用に最適なものを選んでいこうとしています。
実績がなければ自分の未来を託して大切な資産を預けるなんてできません。
まずは少額から自分自身で運用してみるのが一番の学びです。
資産運用を検討している人は、少額で試してみてはいかがでしょうか。
それでは、初心者でも始められる資産運用を3つ紹介します。
ウェルスナビ
資産運用がはじめてという人はウェルスナビから始めてみてはいかがでしょうか。
わたしもウェルスナビから始めました。
『リスク許容度』を選んで入金するだけで始められます。
入金後はロボアドバイザーが最適な投資先を選んでくれます。
株や債権、不動産、金と様々なものに分散投資してくれるのでリスクの分散化ができます。
なにより『特定口座の源泉徴収あり』を選択すればウェルスナビが税金を納めてくれるので確定申告などのめんどくさい手続きが一切不要です。
投資初心者にとっての悩みのひとつ、確定申告が不要というのはかなり嬉しいです。
リスク許容度も投資初心者はどれを選べばいいか迷うと思います。
「最大リスクの5にして、元本割れしたらどうしよう」「リスク1だと貯金と変わらないのでは?」などあるでしょう。
運用期間はまだ少ないですが、『リスク許容度5』のわたしの実績も公開しています。
リスク許容度の選択に悩んだら参考にしてみてください。
結果として、「リスク許容度5はハイリスクというわけではない」です。

まずは初めに、公式サイトの無料診断で自分に合ったリスク許容度を導きだしてもらうのもいいかもしれません。
質問は6つです。
- 年齢
- 年収
- 金融資産
- 毎月の積立額
- 資産運用の目的
- 株価下落時の対応
この6つの質問に答えると、推奨するリスク許容度と元本がどの確率でいくらになるかが表示されます。
詳細設定でリスク許容度の変更もできるので、リスク許容度別に比較してみて決定するのもいいでしょう。
取引を始めてからもリスク許容度は変更できるので、そこまで思い詰めることもないと思います。
ウェルスナビは長期運用を目的としているので、FXの裁量トレードのような爆益はありませんが比較的安心して運用できるかと思います。
ループイフダン
こちらはFXの自動売買です。
FXと聞くと怖いという人もいるでしょう。
わたしも初めは正直抵抗がありました。
しかし、初心者がレバレッジを何倍にもかけて裁量トレードした結果が破産という恐ろしいものであって、FXが悪いわけではありませんでした。
知識のない初心者が裁量トレードに手を出すのは確かに危険ですが、初心者でも少ない設定で運用できるのがループイフダンです。
投資経験者ですらチャートを予測するのは難しいといわれているので、初心者は迷わず自動売買に頼るべきです。
感情のない機械だからこそ、欲をかいて買うタイミングを見誤ったり、楽観的な考えから損切りができなかったりという失敗もありません。
ただ淡々と売買をしてくれます。
リピート系FXの自動売買は『トラリピ』『トライオートFX』『トラッキングトレード』と数々ありますが、その中でもループイフダンが一番初心者向けです。
① 運用する通貨ペア(米ドル/円や豪ドル/円など)を選択。
② 『買い』『売り』に選択。
③ 注文幅をどのくらいで運用するかを指定。
④ 損切り設定の「あり」「なし」の選択。
⑤ 取引数量の指定。
考えるのは上の5項目の選択くらいで、あとはロスカットしないような資金を入金するだけです。
公式サイトに『目安資金表』があるので、入金額を参考にしましょう。
【アイネット証券公式】ループイフダンの目安資金表
あとは相場の動きに合わせて自動で売買してくれるので、ほったらかしで利益を上げてくれます。
実績や設定を公開しているブログもたくさんあるので、自分の納得のいく設定を探してください。
ちなみにわたしの設定はこちら。
『ループイフダンAUD/JPY_B40』①
- 取引数量 1000(1口)
- 最大ポジション数 30
- 損切りなし
『ループイフダンAUD/JPY_B40』②
- 取引数量 1000(1口)
- 最大ポジション数 24
- 損切りなし
運用実績もブログで公開しています。




長期運用目的で運用していますので、最初の設定と『買い』『売り』の切り替えのタイミングを自分の中で決めておけば、いざという時にスムーズに動けます。
わたしがループイフダンを始めてから気付いた注意点に目を通してから検討してみてください。
【関連記事】



トライオートETF
こちらは先に紹介した2つよりハイリスクハイリターンになります。
ETFの自動売買です。
わたしの運用している『ナスダック100トリプル』はリーマンショック級の大暴落を耐えるのは現実的に不可能です。
長期運用にも向いていないため、短期もしくは中期運用型です。
ですから『ナスダック100トリプル』を運用する際は、大暴落時の対策も考えておく事をおすすめします。
なぜそんなものを紹介したのかというのも、利益率がいいからです。
この調子でいけば20ヶ月もあれば元本確保できてしまうほどに。
しかし、今年の2月の暴落で推奨証拠金でもロスカットになったという報告もあるので推奨証拠金よりも多めの入金をおすすめします。
大暴落前に元本確保できたら勝ち。
元本確保前に大暴落が来たら負け。
正にハイリスクハイリターンですが、わかりやすくていい。
あのリーマンショックから10年。
『10年に1度の大暴落』の年である2018年の今年、正直不安ですが今のところ大暴落の予兆はないのではという感じです。
くれぐれも余剰資金で運用してください。
わたしの実績も公開していますので参考にしてください。

インヴァスト証券のトライオートETF口座開設の流れと必要なもの
以上、3つ紹介しましたが気になるものはありましたか?
まずは実際に触れてみて、検討してみてください。
実践に勝る学びはないので。
では。
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