どうも、もてちん(@ MoteChiNvwvwvN)です。
口座維持率を高く設定してフラッシュクラッシュを乗り切ろう!ということで、まずは計算方法を知っておくのもいいかと思います。
計算が苦手な人はループイフダンの口座状況を見れば口座維持率が表示されているので、少しずつ追加入金していって調整していくのも一つの手です。
結構めんどくさい計算も出てきますが、計算自体は簡単な掛け算、割り算なので難しくないはずです。
めんどくさいのは現在のポジション数と証拠金を調べる必要がある部分くらいですかね。
サイン・コサイン・タンジェントとか関数電卓が必要になるものは一切ないので安心してください。
今はスマホの電卓アプリを横向きにしたりWINDOWS10の電卓ツールで関数機能があるから、関数電卓要らずですがね。
ちょっと話が逸れてしまいましたが計算していきましょう。
口座維持率の計算方法
まずは口座維持率の計算方法です。
上のデモ口座を参考にすると、
①2,996,148円÷②63,000円×100=4,755.79%
4,755.79%が口座維持率ということになります。
口座維持率の項目があるのでわざわざ計算する必要もないと思いますが、この方法で算出されています。
預かり評価残高の計算方法
次に、預かり評価残高の計算方法です。
上のデモ口座を参考にすると、
①3,020,119円+②-23,971円=2,996,148円
2,996,148円が預かり評価残高ということになります。
取引証拠金の計算方法
さいごに取引証拠金の計算方法です。
この計算をするためには、現在の取引している通貨ペアの証拠金とポジション数を調べる必要があります。
通貨ペアの確認
運用している通貨ペアを忘れてしまう事はないとは思いますが『ループイフダン[照会]』で確認できます。
『ループイフダン[照会]』を押すと上の画像のように運用履歴一覧が出てきます。
運用している通貨ペアはAUD/NZD、AUD/JPYという事になります。
証拠金の確認
次に各通貨ペアごとの証拠金の確認です。
レートの『リスト』を押すと各通貨ペアの詳細がでてくるので証拠金確認が可能です。
AUD/NZDの証拠金が3,150円、AUD/JPYの証拠金が3,150円でした。
ちなみにスマホアプリでは『スワップ・証拠金』で一覧が見れます。
ポジション数の確認
次に現在のポジション数の確認です。
上の画像の『ポジション照会』の枠内をクリックします。
『ポジション照会』の詳細が表示されたら『サマリー』をクリックすれば上の画面になりますので、保有数量で現在のポジション数の確認ができます。
ちなみにスマホアプリだと『ポジション』からの『集計』で通貨ペアとポジション数が一目で確認できます。
AUD/JPYのポジション数が10、AUD/NZDのポジション数が10ということがわかりました。
取引証拠金の計算
必要な情報が揃いました。
通貨ペア | 証拠金 | ポジション数 |
AUD/NZD | 3,150円 | 10 |
AUD/JPY | 3,150円 | 10 |
下の計算式で求めていきます。
AUD/NZDの取引証拠金
31,500円=3,150円×10
AUD/JPYの取引証拠金
31,500円=3,150円×10
運用している2つの通貨ペアの取引証拠金を足した63,000円がこの口座での取引証拠金ということになります。
口座維持率から入金額を決める
運用する上で口座維持率はとても重要になってきます。
では今回は2019年1月3日早朝に起きたフラッシュクラッシュを例に計算していきます。
AUD/JPY(豪ドル/円)で7円程の下落だったので、そこを耐えるために口座資金はどのくらい必要だったのかを下の条件で計算していきます。
- 通貨ペア AUD/JPY B40
- 取引数量 1,000通貨
- 値幅 7.2円
- 証拠金 3,150円
- 値動き時口座維持率200%
口座維持率100%を切ると強制ロスカットなので値動き時に200%あれば問題ないという事で200%設定にしました。
まずは7.2円の値動きでポジション数はいくつになるかを求めます。
B40は0.4円(40銭)間隔で買いポジションを増やすということなので、
7.2円÷0.4円=18
値動き0円の時点で1ポジション持っているので18に1を足して合計19ポジションということになります。
ポジション数がわかれば取引証拠金も出てきます。
この式で計算すると、
3,150円×19=59,850円
取引証拠金は59,850円です。
次に7.2円での値動き時の評価損益(含み損)を求めます。
この計算式が結構ややこしいので、スプレッドシートで作成した表を参考にしてください。
計算式が気になる人は過去記事の『損失合計額』の計算方法の部分に詳細が載っているので参考にしてみてください。

ポジション19個分なので計算がめんどくさいですが、評価損益-76,000円になります。
上の計算式にわかる部分を入れていきます。
200% = {X + (-76,000円)} ÷ 59,850円 × 100
Xの部分(必要口座入金額)を知りたいので、下のような計算式になります。
X = 200% ÷ 100 × 59,850円 – (-76,000円)
この計算式からX=195,700円という答えが出ました。
結果として、
- 通貨ペア AUD/JPY B40
- 取引数量 1,000通貨
- 値幅 7.2円
- 証拠金 3,150円
という条件下で、口座資金を195,700円入金していれば7円急落レベルのフラッシュクラッシュが起きたとしても強制ロスカットしないという事になります。
なんとなくで運用しているより計算して理解した方が安心感が違います。
アイネット証券の公式サイトで『目安資金表』も公開されていますが、なぜその金額になるかわからないで運用するのも心配だという人は計算してみるとスッキリしますよ。
では。
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